父親の日中戦争軍隊手帳--上海から漢口を目指しての行軍記録(1938年)

書誌事項

タイトル別名
  • Father's Diary at Sino-Japanese War: A record from Shanghai to Hankou 1938
  • チチオヤ ノ ニッチュウ センソウ グンタイ テチョウ : シャンハイ カラ カングチ オ メザシテ ノ コウグン キロク(1938ネン)

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抄録

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農民運動の指導者を父に持ったばかりに危険な軽機関銃の射手になった父親の軍隊手帳を紹介した。父親の部隊は上海―南京を占領した後南京―漢口のルートの確保を任務とした。そのために天王山たる羅盤山占領をめぐっての死闘を克明に記している。敵軍に包囲されて明日は死ぬと赤犬の肉を食べた結果、翌朝に下痢と嘔吐で命が助かった父親。戦争の本当の恐ろしさ、平和の大切さが少しでも理解できればと軍隊手帳の公開に踏み切った。

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