変化・転機についての振り返りを通じた異文化適応教育の試み -異文化適応のW型曲線モデルと変化に対処するための4Sモデルを用いて-

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タイトル別名
  • ヘンカ ・ テンキ ニ ツイテ ノ フリカエリ オ ツウジタ イブンカ テキオウ キョウイク ノ ココロミ : イブンカ テキオウ ノ Wガタ キョクセン モデル ト ヘンカ ニ タイショ スル タメ ノ 4Sモデル オ モチイテ
  • Reflecting on Past Experiences of Change/Transition as a Means to Increase Intercultural A daptation Competencies: Applying the W-Shape Adjustment Model and the 4 S Model

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抄録

本稿は異文化コミュニケーションの授業において、カルチャー・ショック理論についての受講者の理解を促すために、異文化適応における「W型曲線モデル」と変化に対処するための「4Sモデル」を紹介し、両モデルを用いて受講者の過去の異文化体験や転機に直面した際の体験を分析させた試みとその教育的効果について論じる。受講生たちが書いた分析レポートからは、自身の体験に適用することにより彼らが両モデルについて理解を深め、また、過去の体験を客観的・体系的に捉え直すことにより新たな洞察を得た様子が見て取れた。このような振り返り作業と両モデルへの認識は、彼らの将来の異文化体験や転機の克服に資するものであると考えられる。

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