フィヒテの教育論(Ⅰ) -『ドイツ国民に告ぐ』
書誌事項
- タイトル別名
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- フィヒテ ノ キョウイクロン 1 ドイツ コクミン ニ ツグ
- Fichtes Theorie der Erziehung (I) "Reden an die deutsche Nation"
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説明
ナポレオン支配下のベルリンでフィヒテが1807年12月から1808年3月にかけて行った連続講演『ドイツ国民に告ぐ』は、高校の世界史の教科書などにもしばしば登場する。このため、ともすれば政治的な文章と思われがちだが、実際に読んでみるとそのほとんどが教育に関する内容であり、相前後して書かれた彼の大学論『学術アカデミーとの適切な連携をもったベルリンに創設予定の高等教育施設の演繹的計画』と表裏一体となって、フィヒテの教育論の重要な部分を形作っている。これはフィヒテがドイツの再生は「新しい教育」の導入なくしては不可能であると考えていたことによる。本稿では、時代背景はもとより、『全知識学の基礎』や『現代の根本特徴』といった彼の他の著作、さらにペスタロツチの教育論などとの関係に留意しつつ、主として国民教育論として『ドイツ国民に告ぐ』を読み解いた。
収録刊行物
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- 国際経営論集
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国際経営論集 39 235-248, 2010-03-31
神奈川大学経営学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001202570213760
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- NII論文ID
- 120003501094
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- NII書誌ID
- AN10153220
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- ISSN
- 09157611
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- HANDLE
- 10487/9161
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- NDL書誌ID
- 10654772
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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