中学校武道必修化の実態とこれからの授業展開への可能性 -海老名市水泳授業に着目して-

書誌事項

タイトル別名
  • チュウガッコウ ブドウ ヒッシュウカ ノ ジッタイ ト コレカラ ノ ジュギョウ テンカイ エ ノ カノウセイ エビナシ スイエイ ジュギョウ ニ チャクモク シテ
  • The Actual Condition of Mandatory Martial Arts in Junior High Schools and the Possibility of the Lesson Development -Pay Attention to Swimming Carriculum in EBINA City-

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説明

2008年に幼稚園教育要領・小学校学習指導要領・中学校学習指導要領が公示され、幼稚園では2009年(平成21年度)、小学校では2011年(平成23年度)、中学校では2012年(平成24年度)から完全実施となった。学習指導要領の改正で保健体育には「中学校1,2年の武道必修」が新しく加わっている。武道の必修化の背景には、伝統的な行動の仕方や、伝統的な考え方を理解するなど、武道が持つ特性を活かした指導が期待されている。文部科学省は、必修化に向けた準備に取り掛かかり、円滑な授業展開を実施するために①施設対応②指導者対応③用具対応の3つを中心とした「中学校武道の必修化に向けた条件整備」を進めている。だが、方針は打ち出したものの、各県、市の教育委員会の取り組みを支援、という観点から地域によって大きな差が生じていることは明らかであり、これらの問題をすべて解決することは容易ではない。海老名市教育委員会は①生徒の安全性の確保②天候に左右されない教育計画③プール年間維持管理費の投資について④水質管理や衛生管理、を柱とし、市内の小中学校全19校を対象に、市が運営する温水プールにて「水泳授業」を展開している。本研究では、この海老名市が実施する「水泳授業」に着目し、武道必修化の授業展開への可能性を探っていく。

収録刊行物

  • 国際経営論集

    国際経営論集 45 121-131, 2013-03-31

    神奈川大学経営学部

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