FAD s 漁業の研究視座 -「漁業者の貯金箱」としてのパヤオの分類と研究アプローチ-

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  • Study viewpoint of the FADs fisheries:A classification and study approach of Payaos as "the money box of the fisherman"

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説明

日本や東南アジアでは、パヤオやシイラ漬けと呼ばれる人工の浮魚礁が存在するが、 漁場利用の比較研究を展開していく場合に、これらを用いた漁業は重要な事例と位置付け られる。本稿のねらいは、漁業者に大きな恩恵を与えている人工浮魚礁をFADs(集魚 装置)と総称して捉え直し、それに関する研究視座を提示することである。すなわち、人文・ 社会科学の先行研究を踏まえて、FADsとしての分類と研究アプローチを検討するのが 筆者の主眼となる。筆者は、FADsの分類を用途・設置位置・機能性から整理し、それ をもとに現代的なアプローチと歴史的なアプローチという2つの研究アプローチを提示し た。本稿では、現代的アプローチをもとに、FADsを地域資源として位置付け、地域漁 業研究と地域活性化コンテンツ研究という2つのレベルで具体的な検討方針を提案した。

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