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本論は1900 年代のアメリカ、シアトル港行き日本人移民年齢構成を、乗船名簿から調べた。その結果日本人移民の平均年齢は25.2 歳と判明した。このことから未知の国アメリカにおいて、若き日本人移民は人生経験乏しいなかで、どのように若夫婦として家庭を築いたのか、資金を持たない日本人移民がどのようにして商売を定着させていったのかを考察した。またSeattle City Directory をもとに、1909,1915,1920 の各年における日本人の商売定着状況を調べた。抽出事例として洗濯業を選び、同一人物がどれだけ洗濯業に定着しているかを調べた。それによると利益率が良いとされる洗濯業でも日本人移民は頻繁に職を変えていることが分かった。このことから日本人移民はより高い利益率の商売に向かったと推測される。上昇志向であった日本人移民についても考察した。
Journal
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- The Setsudai Review of Humanities and Social Sciences
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The Setsudai Review of Humanities and Social Sciences (23), 129-136, 2016-01
寝屋川 : 摂南大学外国語学部「摂大人文科学」編集委員会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050001202577032960
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- NII Article ID
- 40020759214
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- NII Book ID
- AN10436349
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- ISSN
- 13419315
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- NDL BIB ID
- 027166516
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles