建築学科の卒業研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Report on a Method for Architecture Graduation Research Projects
  • ケンチク ガッカ ノ ソツギョウ ケンキュウ

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説明

P(論文)

大学における授業科目のなかで卒業研究は1年次から積み上げてきた学修をまとめ上げる大切な科目である。その中で、最近の卒業研究では学生の人間形成に関わることがらを扱うことが多くなっている。4年生にとっては社会人になる前年に位置づけられ、学生は会社に入って役に立つ人材としての素養が培われなければならない。そのような背景の中で卒業研究では研究への関心や実行力の養成と同時に社会人として人間的に育成されることに比重をおくべきであると考えている。本研究室では、4年生を準社会人として考え、卒業研究を仕上げるという目標に対して大日程(1年間)の工程計画を立案し、中日程(3ヶ月程度)および小日程(1ヶ月から1週間程度)の計画に具体化して週間予定を計画する。実行した結果を記録して週ごとに指導教員と打ち合わせして週の目標の遂行状況や達成状況を確認し、反省して次週に反映するような行動をとらせている。毎日の行動を記録に残してかかり時間の集計も行い、計画と実施の差異についても検討させて、計画の精度を高めるような指導をしている。本報告は、本研究室の実施している卒業研究を通して、社会から求められる学生の能力をいかに身につけさせる指導をしているかについて紹介したものである。

収録刊行物

  • 摂南大学教育学研究

    摂南大学教育学研究 4 57-67, 2008-01

    寝屋川 : 摂南大学国際言語文化学部教職教室

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