クラスター代数とセルオートマトン (可積分系数理の現状と展望)
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- 野邊, 厚
- 千葉大学教育学部数学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- Cluster algebras and cellular automata (Studies on Integrable Systems : State of the Art and Perspective for Future)
- クラスター代数とセルオートマトン
- クラスター ダイスウ ト セルオートマトン
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説明
連続的なクイバーの変異とある群の台グラフへの作用が可換になる場合, 対応するクラスター変数の列はその台グラフ上の離散力学系とみることができる. このような離散力学系の解は正値性とLaurent性をもつため, 超離散化の手法を適用してセルオートマトンを導出することが可能である. 本稿においては, 平行移動群T(2)の作用と可換なクイバーの変異から離散KdV方程式や離散戸田格子などの離散可積分系を導出し, これらに超離散化を適用して箱玉系を構成する. さらに, 同様の手法を用いてA_{infty}型クイバーの変異から離散力学系を導出し, 適当な仮定の下で, その時間発展はルール204 ECAと見なせることを示す. また, このような離散力学系の一般解を構成する. 本研究は, 黒田謙吾氏(千葉大学), 問田潤氏(日本大学), 中田庸一氏(東京大学)との共同研究に基づいている.
収録刊行物
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- 数理解析研究所講究録
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数理解析研究所講究録 2071 141-159, 2018-04
京都大学数理解析研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001202589427712
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- NII論文ID
- 120006645494
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- NII書誌ID
- AN00061013
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- ISSN
- 18802818
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- HANDLE
- 2433/242005
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- NDL書誌ID
- 029383509
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN