地域中高年者の社会関連性要因に関する研究 : 地方都市シニア大学受講者を対象とした調査結果から

書誌事項

タイトル別名
  • チイキ チュウコウネンシャ ノ シャカイ カンレンセイ ヨウイン ニ カンスル ケンキュウ チホウ トシ シニア ダイガク ジュコウシャ オ タイショウ ト シタ チョウサ ケッカ カラ
  • The research about the related factor of social interaction of the area middle and old aged person : From research result for the local city senior university participant

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説明

目的:地域中高年者の社会活動への参加意識に関連する要因について明らかにする方法:A県B市の福祉事務所が主催する平成22年度のシニア大学2年目の受講者を対象とし、社会関連性要因、主観的健康感、健康生活習慣、ソーシャルサポートの授受、生活満足度を自記式質問紙により調査を行った。研究協力者は232名、うち社会関連性指標の全項目について記入されている211名を有効回答とした(有効回答率90.9%)。結果:211名の平均年齢は69.0(±4.5)歳である。社会関連性指標得点の平均は15.2(±2.3)点である。高得点群と低得点群で有意差が見られた主なものは「主観的健康感」、健康生活習慣では「栄養のバランスを考える」、生活満足度では「今の生活に不幸せはない」「振り返って人生に満足」ソーシャル・サポートの授受のほとんどの項目である。今の生活を幸福と捉えることのできる人は社会関連性得点も高いことが明らかとなった。以上の結果から、中高年者の社会活動に参加する意識の関連要因としては主観的に健康であること、交流関係を持ち、ソーシャル・サポートを提供され、同時に提供していることが重要である。また、中高年者の社会活動への参加を勧めるためには交流関係の発展が重要である。

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