L’instant d’apparition d’une communauté :le cas d’Axa dans Le Lévite d’Éphraïm de Jean-Jacques Rousseau

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  • 共同体が生まれる時―『エフライムのレヴィ人』におけるアクサの場合―

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ジャン= ジャック・ルソーの『エフライムのレヴィ人』は,旧約聖書の『士師記』を下敷きにして書かれている。作品の最後にはアクサという娘が登場するが,このアクサのエピソードはルソーが創作したものである。このアクサの自己犠牲の行為が『社会契約論』における「全面譲渡」の身ぶりと同じであると考えられることから,『エフライムのレヴィ人』を政治的作品として位置づけた読解を試みた。本稿では,ルソーがアクサのエピソードを挿入することによって,「全面譲渡」成立の瞬間の原風景を物語化して読者に呈示していることを明らかにした。

Journal

  • 人文研紀要

    人文研紀要 79 17-30, 2014-09-16

    中央大学人文科学研究所

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