アメリカの経済援助政策の源流―マーシャル・プランの再検討―

書誌事項

タイトル別名
  • The Origin of U.S. Foreign Economic Aid Policy - Reexamination of Marshall Plan -
  • アメリカ ノ ケイザイ エンジョ セイサク ノ ゲンリュウ : マーシャル ・ プラン ノ サイケントウ

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説明

第二次大戦後におけるアメリカの対外経済援助政策の出発点が、マーシャル・プランであったことは周知の事実であり、これについては内外に膨大な研究蓄積がある。しかしそのすべてが解明された訳ではない。本稿は、アメリカが主導し構築したブレトン・ウッズ体制+GATT体制とマーシャル・プラン策定の関連性をマクロ的視点から再検討したものである。とくにブレトン・ウッズ体制の構築に反対していた国内保守派を説得するためにアメリカ議会に設立した「国際通貨・金融に関する国家諮問会議(NAC)」に注目し、NACのマーシャル・プラン策定への関与を解明し、さらにマーシャル・プランがアメリカばかりか日欧の先進諸国による対外経済援助のロール・モデルとなったことを解明する予備的論考である。

収録刊行物

  • 法学新報

    法学新報 121 (7・8), 275-298, 2014-12-22

    法学新報編集委員会

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