順接と逆接の論理からみた「やっぱり」の機能について

書誌事項

タイトル別名
  • ジュンセツ ト ギャクセツ ノ ロンリ カラ ミタ ヤッパリ ノ キノウ ニ ツイテ
  • About the function of "YAPPARI" seem from the logic of 'Junsetsu' and 'Gyakusetsu'

この論文をさがす

説明

順接と逆接の論理を盛り込むことによって、「妥当な推論の結果としての話し手の判断」と「話し手の認識の確認や再確認」という二つの機能が「やっぱり」には認められる。さらに談話においても、複文より複雑な構造をなすものの、順接と逆接の論理が適用される。その結果、順接の論理からは、応答表現としての「やっぱり」の機能が認められ、逆接の論理からは、発話を修正する (repair) 機能が認められる。そして、話者交替 (Turn-taking) のシステムにおける発話の順番取りの機能、話題導入のシグナルとしての機能が両論理から認めれる。

収録刊行物

  • 言語科学論集

    言語科学論集 5 37-48, 2001-11-15

    東北大学文学部日本語学科

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ