馬琴の読本における「然」が後接する漢字語の字音語振り仮名 : 狩野文庫蔵本『南総里見八犬伝』を中心として

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タイトル別名
  • バキン ノ トクホン ニ オケル ゼン ガ コウ セツスル カンジゴ ノ ジオンゴ フリガナ カノウ ブンコ ゾウホン ナンソウ サトミ ハッケンデン オ チュウシン ト シテ
  • On Chinese Reading Corresponding to '-zen・nen' : Word Originally from Chinese in Bakin's "Nanso Satomi Hakken Den"

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抄録

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曲亭馬琴の読本『南総里見八犬伝』における「然」が後接する漢字語につけられた、字音語振り仮名について、一般的に「漢語」としては呉音から漢音への移行の優勢が常識とされるのに反し、「ゼン」から「ネン」への交替が多くの漢字語において顕著であり、しかもその交替時期は第6・7輯 (文政10・11年) を境としていることを明ら加こし、それは各語における音連結や文脈には起因せず、筆工の交替による可能性を指摘した。

紀要類(bulletin)

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収録刊行物

  • 言語科学論集

    言語科学論集 7 47-58, 2003-12-10

    東北大学文学部日本語学科

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