非対格動詞の出来事構造 : 韓日両言語の比較対照の観点から

書誌事項

タイトル別名
  • ヒタイカクドウシ ノ デキゴト コウゾウ カンニチ リョウ ゲンゴ ノ ヒカク タイショウ ノ カンテン カラ
  • The Event Structure of Unaccusative Verbs : A Comparative Study of Korean and Japanese

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説明

韓国語の非対格動詞は、「到着する、着陸する」などの出来事が終わった後の結果状態に焦点が置けれる <unacc-type-1> と「溶ける、凍る」などの出来事の途中過程に焦点が置かれる <unacc-typc-2> とに二分類することができる。しかしどのタイプに属する非対格動詞であるかを問わず、それらの動詞に <進行 (progress)> の相的意味を表わすアスペクト形態素の「テイル」が付加されると韓日両言語では、アスペクト的な意味の相違が見られる。しかし、その相的意味の違いは動詞のアスペクト性の違いに起因するものではなくて、両言語における「テイル形」の焦点の違いに起因するものである。

収録刊行物

  • 言語科学論集

    言語科学論集 7 35-45, 2003-12-10

    東北大学文学部日本語学科

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