Development and Use of Sexuality Education Program for Children with Intellectual Disabilities in a School for Special Needs EducationⅠ

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  • 知的障害をもつ学生に対する性教育プログラムの開発と実践Ⅰ
  • チテキ ショウガイ オ モツ ガクセイ ニ タイスル セイキョウイク プログラム ノ カイハツ ト ジッセン(1)

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Abstract

小中学校の学習指導要領に性教育が取り入れられた結果,障害児・者の性と性教育の受け止められ方も,少しずつ変化してきた。先行研究から,知的障害をもつ学生に対する性教育のニーズは,学校・家庭ともに高まっている。しかし,性教育の実際の実施率になるとニーズに比べ低くなり,系統的・定期的な性教育の実施率は,さらに低くなっている。それらの要因として,学生の個人差,指導内容の困難さ,時間の無さなどがあげられた。そこで本研究では,従来の抽象的な内容の多い性教育ではなく,具体的な内容で行動の獲得を目指した性教育プログラムの開発をおこない,実際に特別支援学校高等部3年生男子学生を対象に実施した。男女別で性教育を実施した結果,学生の感想から一定の効果が得られた。一方で,性教育の学習効果を客観的に調査する評価方法の不足や,ロールプレイを取り入れた,より効果的で正しい行動の獲得が促進される性教育プログラムへの改善点など,課題も明らかにされた。

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