特別養護老人ホーム入所者の食事満足度に影響を及ぼす配偶者との死別経験についての検討

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タイトル別名
  • トクベツ ヨウゴ ロウジン ホーム ニュウショシャ ノ ショクジ マンゾクド ニ エイキョウ オ オヨボス ハイグウシャ ト ノ シベツ ケイケン ニ ツイテ ノ ケントウ
  • Effects of being widowed on contentment with meals among elderly residents of nursing homes

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抄録

type:原著

type:Article

目的:本研究の目的は、施設入所者の配偶者との死別経験の有無が、入所者の主観的な食事満足度にどのように影響しているのかを検討することである。対象と方法:札幌市内の特別養護老人ホーム2施設の入所者合計42名を対象に個人面接による調査を行った。多角的に構成された32項目からなる食事満足度調査票を用いて調査した。配偶者の死別経験の影響を検討するためにウイルコクスンの順位和検定を用いた。結果:配偶者との死別経験者は、「職員の方から大切にされている」、「食事は期待していた通り満足している」、「この施設に入所できて満足している」の3項目において、死別未経験者より有意にスコアが高かった。死別経験者の男性は、「行事食の中で一番楽しみにしているのは誕生日である」において、死別経験者の女性より有意に高いスコアを示した。死別後期間10年以上の入所者は、「行事食は楽しい」、「行事食で好きなものが食べられている」、「嫌なことがあり食事をしたくない」の3項目において、死別後期間10年未満の入所者より有意に高いスコアを示した。結論:配偶者との死別経験は、施設入所高齢者の食事満足度と主観的QOLに有意な影響を及ぼしていることが示唆された。

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identifier:KJ00006456446

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