ジルコニウム・ハフニウムの製造と用途 : 現状と将来
書誌事項
- タイトル別名
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- ジルコニウム ハフニウム ノ セイゾウ ト ヨウト ゲンジョウ ト ショウライ
- Production and Application of Zirconium and Hafnium : Present and Future
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説明
Zrがはじめて見いだされたのは,1789年 Klaproth によってであるが, Klaprothはジルコン鉱石中に新しい金属酸化物が存在することを発見したのにすぎなかった. この化合物はジルコニアと命名された. 1824年にBerzeliusによって金属ジルコニウムとして初めて抽出された.これは, K2ZrF6をKによって還元したものであり,かなりのC,O,Nなどを含んでいたので,その加工性は十分ではなかった.実際に靭性のあるZrが得られたのは, 1914年LelyとHamburgerによってである.彼らは,塩化ジルコニウムを高純度のNaによって還元して作った.これがZrの製造法が確立されたはじめであるといえる. 一方, Hfがはじめて発見されたのは1923年で,Co-sterとHevesyによってであった.多くのZr鉱石のX線スペクトル写真をとっているときにHf元素のスペクトルを発見したのであるが,これはZrの電子構造の研究を行っているときであった. ZrとHfの化学的性質はよく似ているので,このような経過で見いだされたのは自然である. Zr. Hfともに工業的に生産され利用され始めたのは1952年以降である.ここでは, Zr.とHfの製造方法,抽出分離法,高純度化法,ZrとHfの性質と用途について述べる.
収録刊行物
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- エネルギー・資源
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エネルギー・資源 18 (5), 472-477, 1997
エネルギー・資源学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001202913767936
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- NII論文ID
- 120005686409
- 10001890075
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- NII書誌ID
- AN00330895
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- HANDLE
- 10112/5699
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- NDL書誌ID
- 4292295
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- ISSN
- 02850494
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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