移動的労働市場アプローチと選択可能な社会への道

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  • イドウテキ ロウドウ シジョウ アプローチ ト センタク カノウ ナ シャカイ エ ノ ミチ
  • Transitional labour markets approach towards a society of free choice

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抄録

移動的労働市場の制度的枠組みは、労働市場内の移動や雇用と失業のあいだの移動に加えて、労働市場と教育領域、家庭領域、退職領域とのあいだの移動、という5つの移動から構成される。これらの移動はそれぞれ固有のリスクをともなっている。移動的労働市場アプローチは、移動リスクを個人の負担とするのではなく管理・制御し、「保護された移動」を制度化するならば、労働市場の流動性と労働時間の短縮が進み、今日においても完全雇用は可能である、と考える。このアプローチは、欧州雇用戦略の柱になっているフレキシキュリティ(柔軟性・保障性)政策を質的に高める可能性をもっている。

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