TWI監督者訓練プログラム導入の歴史的意義 : TWIプログラムの開発

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タイトル別名
  • TWI カントクシャ クンレン プログラム ドウニュウ ノ レキシテキ イギ : TWI プログラム ノ カイハツ
  • Developments of TWI Programs during War Time in America and their Installing in japanese Industries after the War

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抄録

前稿「ドイツから見た日本職業訓練史論- TWI 監督者訓練の導入」に引き続いて、本稿ではTWI プログラムの開発エピソードを中心に論じた。アレンの1919 年のThe Instructor, The Man and the Job は、TWI が「仕事の教え方」プログラムを開発する原典だったということがわかった。『TWI Report 1940-1945』の序文は、プログラムに新しいことは何もないと書いているが、プログラムは広い意味で当時のアメリカのIE の思想とテクニックが最大限動員され、工場現場で使えるように翻訳され、実効性を何度も試されて開発にいたったものであることが明らかになった。プログラム推進に関連して新たな論点、と思われる企業内訓練システムがTWI によって提案されたこともわかった。Upgrading 策である。 Upgrading の実施は、アメリカの内部労働市場の形成の基盤をなすという仮説を筆者はもった。本論文はともあれ、TWI プログラムの全体像を描こうとしたものである。

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