庄内郷土本における言葉の書き分けに関する一考察 : 『筬の千言』を中心に

書誌事項

タイトル別名
  • ショウウチキョウドホン ニ オケル コトバ ノ カキワケ ニ カンスル イチ コウサツ オサ ノ チゴト オ チュウシン ニ
  • A Study of Dialectal Difference in the Dialogs of Osanochigoto
  • ショウナイ キョウドボン ニオケル コトバ ノ カキワケ ニ カンスル イチコウサツ オサ ノ チゴト オ チュウシン ニ

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抄録

論文(Article)

ABSTRACT : 会話体の近世戯作小説は、郷土を舞台にとった地方版についても、所謂地の文においては標準的な文体で書かれている。しかしながら実際に庄内郷土本について調べてみると、地域方言の特徴的な音韻現象を示す表記が諸所になされている。そうした中にあって、『箴の千言』はこれを避けて書かれてあることが実例から判明し、地の文と会話部との文体差が強く意識されて書かれたものではないか、と論じた。 KEYWORDS : 地の文・言葉の書き分け・音韻表記・標準的文体・庄内郷土本の地域方言

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