書誌事項
- タイトル別名
-
- The Hand of Ethelberta ニ ヒソム ヒゲキセイ
- The Tragic Elements in The Hand of Ethelberta
この論文をさがす
抄録
The Hand of Ethelberta: A Comedy in Chapters は、Hardy の牧歌的作風から風習喜劇への挑戦であった。しかし、労働者階級出身のEthelberta の上流階級との結婚“mésalliance"は、上流社会の欺瞞、労働者階級の傷つけられた誇り、家族関係の変化、主人公の生き方の虚構性、そして生からの乖離などの諸問題を浮き彫りにする。これらは、喜劇とは逆のベクトルとして作用し、本作品に悲劇的色調を与えている。上流階級を諷刺する風習喜劇の形式を採ってはいるが、悲劇性という意味では後に続くHardy の代表的悲劇小説群に繋がる作品と言える。
収録刊行物
-
- 関東学院教養論集
-
関東学院教養論集 29 9-28, 2019-01
関東学院大学法学部教養学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050001202930749312
-
- NII論文ID
- 120006632603
- 40021898772
-
- NII書誌ID
- AN10412453
-
- ISSN
- 09188320
-
- NDL書誌ID
- 029696540
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles