棋譜データの統計解析に基づく勝敗判別手順と感想戦解説方法の提案

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タイトル別名
  • A procedure of statistical discriminant analysis of winner of shogi games and a method for illustrating shogi games
  • キフ データ ノ トウケイ カイセキ ニ モトズク ショウハイ ハンベツ テジュン ト カンソウセン カイセツ ホウホウ ノ テイアン

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論文

棋譜は、特殊な質的変量からなる時系列データであるが、その表記方法複雑なもので、将棋の初心者が対局全体の流れを一目で把握することは難しい。そこで本報告では、棋譜データを統計的に分析するために、各局面における駒の配置を特徴づける指標として、歩の置かれている段の平均と分散、歪度、そして金銀桂が動いた数を提案し、勝敗判別分析の結果からこれらの指標が有用であることを示す。また、これからの将棋研究では、人間に勝つためのソフトウェア開発より、エンターテインメントの可能性を広げる研究が注目さえるようになると考えられる。そこで、判別分析から算出される判別得点を用いて、感想戦など既に終了した対局の各局面において、どちらの指し手が優勢であるか、勝負の分かれ目はどこにあったか、を解説する手法を、筆者らが開発したソフトウェアを用いて紹介する。

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