意識システムの自己言及的作動と意味世界の産出
書誌事項
- タイトル別名
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- イシキ システム ノ ジコ ゲンキュウテキ サドウ ト イミ セカイ ノ サンシュツ
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説明
本稿は、意識システムの産出行動に関して、次の二つの点を指摘する。1) 意識システムは、自身の自己言及的な産出作動によって、その構成素の間に時間的な前後関係を形成しており、その結果、連続性を持った知覚的立ち現われの展開が可能になっている。すなわち、意識システムの自己言及的作動は、統覚のような働きを果たしている。2) 意識システムが産出する知覚世界はその当初から言語と織り合わされており、そのことによって意味世界として構成されている。また、知覚世界が言語と織り合わされるのを可能にしているのも、意識システムの自己言及的作動である。
収録刊行物
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- 人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要
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人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要 17 101-121, 2000-03-25
三重大学人文学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001202938780032
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- NII論文ID
- 110000500109
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- NII書誌ID
- AN10045090
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- HANDLE
- 10076/5299
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- NDL書誌ID
- 5414042
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- ISSN
- 02897253
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles