Can we find the analogous relation between ignorance and implicit attitudes in the context of moral responsibility?

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  • 道徳的責任の文脈において無知と潜在的態度は類比的に論じうるのか
  • ドウトクテキ セキニン ノ ブンミャク ニ オイテ ムチ ト センザイテキ タイド ワ ルイヒテキ ニ ロンジウル ノ カ

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道徳的責任の文脈において無知が正当な弁明とならないことがある。この「責められるべき無知」の構造を明らかにすることは、道徳的責任の認識条件をめぐる重要な問題のひとつである。本稿はこの問いをめぐる議論のなかに「潜在的態度」と呼ばれる心的状態がどのように位置づけられうるのかを考察する。その考察を通じて、「気づきの欠如」と「過去の浅はかな行為」というふたつの論点が、潜在的態度と無知を類比的に捉えることに関わっていることを明らかにし、それにもとづいて潜在的態度の責任をめぐってなされてきた哲学的議論を分析する。

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