「共話」の理論に関する一考察(水谷信子先生退官記念号)
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水谷の造語になる「共話」の概念は,日本語の談話構造の重要な特徴を表しているばかりでなく,日本語教育において配慮しなければならない問題を的確に指摘しているという点でも注目に値すると思われる。本稿では,そのような水谷の理論を再定式化するために,従来,語用論や談話分析が積極的に取り上げなかった「協調の原理」の成立条件に焦点を当て,ゲーム理論の考え方にしたがって共話がどのような方略にもとづく談話として記述できるのかを明らかにし,今後の日本語教育における課題を探っていく。
Journal
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- 言語文化と日本語教育
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言語文化と日本語教育 9 47-59, 1995-07-01
お茶の水女子大学日本言語文化学研究会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050001202948304128
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- NII Article ID
- 120002836041
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- NII Book ID
- AN10426480
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- ISSN
- 09174206
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- HANDLE
- 10083/50153
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- CiNii Articles