日本語初級学習者の習得過程に関する縦断研究 : 疑問表現と応答表現について

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抄録

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紀要論文

本研究は、英語を母語とする2名の日本語初級学習者を対象とした、疑問・応答表現の習得に関する縦断研究である。1年1ケ月の調査期間中、疑問表現は、文末に助詞「か」を添えた形だけではなく「~も?^<注1>」「~の?」等、文を完結せずに助詞の直後で切り、音調を上げる形式の疑問文の使用もみられるようになった。Yes-No疑問文に対する応答では、疑問文中のことばを繰返す形が多く、否定の応答詞「いいえ」の使用が少なかった。説明を要求する疑問(Wh疑問文)に対する応答では、その平均文節数の増加がみられた。

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