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抄録
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紀要論文
「視点」とは、叙述に際しての話し手の物理的心理的な位置を指し、視点を示す表現を「視点表現」と言う。学習者の日本語の不自然さの原因のひとつとして視点表現の欠如をとりあげ、中上級日本語学習者の発話における視点表現としての立場志向文の発達を追った。縦断調査で、初期には視点表現が少ないが、期を追うに従って視点表現が発達すること、感情移入の対象である視点人物を固定化し話を進める傾向が強まり、視点の一貫性ルールが守られるようになること、視点人物に関する省略が増えていくことが観察された。本稿では、視点表現が省略を可能にする役割を担っていることを明らかにし、視点表現・視点の一貫化・省略の三者が関連して発達し、日本語の自然さを生みだしていく過程の解明を試みた。
収録刊行物
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- 言語文化と日本語教育
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言語文化と日本語教育 9 281-292, 1995-07-01
お茶の水女子大学日本言語文化学研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001202950750720
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- NII論文ID
- 120002836058
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- NII書誌ID
- AN10426480
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- ISSN
- 09174206
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- HANDLE
- 10083/50170
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles