中学生の相談ニーズとイメージとの関連性について : 開かれた相談室活動を重視するスクールカウンセラーを通して

書誌事項

タイトル別名
  • チュウガクセイ ノ ソウダン ニーズ ト イメージ ト ノ カンレンセイ ニ ツイテ ヒラカレタ ソウダンシツ カツドウ オ ジュウシ スル スクールカウンセラー オ トオシテ
  • About the relevance of a junior high school student's consultation needs and an image : Let the school counselor who thinks the opened consultation room activity as important pass.

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抄録

本研究では,中学生85名に対して,スクールカウンセラーとの関わりやニーズ,スクールカウンセラーへのイメージについて質問し調査を行った.調査対象のスクールカウンセラーは,相談室を開放し生徒との日常的なかかわりを重視していた.調査の結果,(1)6割以上の生徒がスクールカウンセラーと話しをした経験があり,一度以上相談室を訪れていることがわかった.(2)スクールカウンセラーに対するイメージでは,因子分析の結果「親和的イメージ」「開放的イメージ」「静的イメージ」の3因子が抽出された.(3)スクールカウンセラーへのニーズとイメージの関連性については,「話をしたいニーズ」「相談したいニーズ」ともに「親和的イメージ」で関連があったが,「開放的イメージ」「静的イメージ」では関連は見られなかった.(4)ニーズにおいて「親和的イメージ」と「開放的イメージ」との間に関連性が見られ,生徒のニーズを満たすためには,親和的イメージと開放的イメージの両方を併せ持たなければならないことが明らかとなった.

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