ストレングスの認知再構成法が自動思考と抑うつに及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- ストレングス ノ ニンチ サイコウセイホウ ガ ジドウ シコウ ト ヨクウツ ニ オヨボス エイキョウ
- Effects of cognitive reconstruction method of strengths on automatic thoughts and depression
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説明
本研究では,大学生の抑うつに及ぼす影響について検討し,ストレングスの認知再構成法による介入の効果を明らかにすることを目的とした。研究1では,抑うつ,抑うつスキーマ,自動思考,問題解決能力の関連を検討した。分析の結果,問題解決能力と抑うつスキーマは自動思考を介して抑うつに影響していた。このことから,問題解決能力が高い人および抑うつスキーマをもたない人は,肯定的な自動思考をしやすく,抑うつになりにくいことが示された。一方,問題解決能力が低い人および抑うつスキーマをもつ人は否定的な自動思考をしやすく,抑うつになりやすいことが示された。研究2では,ストレングスの認知再構成法を用いた1回約50分の半構造化面接を計2回実施し,抑うつに及ぼす影響について検討した。その結果,ストレングスの認知再構成法は,否定的な自動思考を減少させ,抑うつを下げる効果があることが示された。
収録刊行物
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- 久留米大学心理学研究
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久留米大学心理学研究 13 29-37, 2014-03-31
久留米大学大学院心理学研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001202952185088
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- NII論文ID
- 120005704914
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- NII書誌ID
- AA11799812
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- ISSN
- 13481029
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- HANDLE
- 11316/394
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- NDL書誌ID
- 025908661
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles