「位置」と「運動量の有理関数」の同時測定の作用素測度とそれに関連した2種類の相対エントロピーについて(第5回『非平衡系の統計物理』シンポジウム)

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  • On the 'orthogonalization' of the minimum uncertainty states between the position and the rational function of the momentum
  • On the orthogonalization of the minimum uncertainty states between the position and the rational function of the momomentum

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抄録

この論文では,位置演算子Qと運動量演算子Pの有理関数g(P)を用いた演算子Q+ig(P)の固有ベクトル系を,形式的に直交化する方法,すなわち,Qとg(P)の最小不確定状態を直交化する方法を提案する。この種の直交化は,空間をテンソル積により拡張することによりQとg(P)を「可換化」し,付加された空間の真空状態に射影することをもとにしている。特に,連続ウェーブレット変換に対応するg(P)=-kP^<-1>の場合について詳細に調べる。

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。

収録刊行物

  • 物性研究

    物性研究 71 (5), 903-909, 1999-02-20

    物性研究刊行会

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