前立腺癌(既治療例)に対する3ヵ月徐放性LH-RH agonist,TAP-144-SR(3M)(リュープリンSR注射用キット11.25)の臨床効果の検討

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タイトル別名
  • Clinical effects of a 3-month formulation LH-RH agonist, TAP-144-SR (3M) in prostate cancer patients

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前立腺癌103例を対象に, 24週で被験薬TAP-144-SR(3M)(TAP-144として11.25mg含有)2回投与(A群)と, 対照薬TAP-144-SR(1M)(TAP-144として3.75mg含有)6回投与(B群)に無作為割付した.血清中テストステロン濃度の去勢レベル維持率は両群とも100%であった.前立腺癌取り扱い規約中の「前立腺癌の非観血的治療効果判定基準」にしたがった総合効果の維持率は, A群80.4%, B群84.0%と有意差はなかった.A群のAUC1~12W実測値の平均値はB群の77.0%であった.安全性は両群とも特に問題はなかった.TAP-144-SR(3M)は, 長期にわたる前立腺癌治療に適した薬剤であることが示された

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 48 (12), 781-795, 2002-12

    泌尿器科紀要刊行会

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