破砕帯地すべりにおける地すべり横断移動形状 (水平動, 上下動) の測定結果について : 試作したセン断変位計64台の設置結果より

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書誌事項

タイトル別名
  • The results from measuring the configuration of horizontal and vertical movements on a line crossing landslide in the crushed zone : from obseivations made with sixty-four newly designed shear-deformation meters
  • 破砕帯地すべりにおける地すべり横断移動形状(水平動,上下動)の測定結果について--試作した断度位計64台の設置結果より
  • ハサイタイ ジスベリ ニ オケル ジスベリ オウダン イドウ ケイジョウ スイ

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抄録

破砕帯地すべりに対して, 新らしく設計, 製作したセン断変位計を用いて計測機による地すべり横断移動形状測定を行い, どこからどこまでが動いているかわからないと言われるほど複雑な動きをする破砕帯地すべりの移動形態について大略次の事実を知ることができた。(1) 破砕帯地すべりにおいてその移動状況が地形的にわかりにくいのは, 主として地すべり移動自体が一定のパターンを持っていず, 多種多様の動きをするためであること。(2) 上下動が水平動を上回る規模で生じており, その変化形は地下谷形状に強く影響されていること。(3) 上下動, 水平動とも雨の少ない平常時にもかなり大きく動いており, その主たる原因は絶え間なく続く地下侵食の影響が考えられること。(4) 地表面形状の凸地が沈下し, 凹地が相対的に上昇する場合がかなり見られること。

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