<実践報告>パフォーマンス評価を活かした高大接続のための入試--京都大学教育学部における特色入試の取り組み--

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タイトル別名
  • <Educational Practice Reports>An Entrance Examination That Utilizes Performance Assessment to Support the Articulation between High School and University: A Study of a Unique Entrance Examination Designed by the Faculty of Education, Kyoto University
  • パフォーマンス評価を活かした高大接続のための入試 : 京都大学教育学部における特色入試の取り組み
  • パフォーマンス ヒョウカ オ イカシタ コウダイ セツゾク ノ タメ ノ ニュウシ : キョウト ダイガク キョウイク ガクブ ニ オケル トクショク ニュウシ ノ トリクミ

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抄録

京都大学では、「高大接続」を追求して、平成28 年度入試から特色入試(学力型AO 入試)を導入した。その背景には、文部科学省が推進する大学入試改革があった。教育学部の特色入試の特徴は、パフォーマンス評価を活用している点にある。具体的には、ポートフォリオを添付する「学びの報告書」、将来の計画や見通しを示した「学びの設計書」、与えられた複数の資料を活かして論考する「課題」、ならびに「口頭試問」などを組み合わせた選考方法を用いた。平成28 年度入試に関して検証したところ、教育学部の特色入試は、従来の一般入試では評価していなかった種類の高校における学習成果を評価対象とする点で、高大接続のための意義が認められた。特に、ポートフォリオを用いて幅広い学習成果を評価したことや独自の「課題」を考案したことが特長的である。その効果については、合格者への聞き取り調査や1 回生向け科目「教育研究入門 Ⅰ」においても確認された。

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