率先避難者情報を津波避難トリガーとして活用するIoT技術に関する一考察

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タイトル別名
  • ソッセン ヒナンシャ ジョウホウ ヲ ツナミ ヒナン トリガー トシテ カツヨウ スル アイオーティー ギジュツ ニ カンスル イチコウサツ
  • A Study on Influence of Leading Evacuees and IoT-enhanced Information System to Induce Tsunami Evacuation

抄録

津波避難の安全性を高める方法の一つは, 避難開始を早めることである. 津波は, 災害因を認知しにくく, また, 地域によっては陸地到達までの時間的余裕がほとんど無く, 周囲の人の行動が避難のきっかけとなることが大きいと考えられる. そこで, 周囲の人に促されて避難する行動に着目し, 既往の研究を整理するとともに, 率先避難者に関する情報の活用方法について考察した. その結果, 過去の津波では地域住民の約1割から半数程度が周囲の人の行動をきっかけに避難を開始した事例が報告されていたことが分かった. また, 常時インターネットに接続したカメラ等のIoT技術の活用により率先避難者の行動を「見える化」して, 離れた場所からもリアルタイムで率先避難者情報を取得できる仕組みを提案した.

<第55回土木計画学研究発表会・春大会> 2017年6月10日(土)・11日(日), 於: 愛媛大学

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050001335849170048
  • NII論文ID
    120006309305
  • ISSN
    09134026
  • HANDLE
    2433/225283
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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