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- 大場, 有希子
- 心理臨床学講座博士後期課程1回生
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on the Concept and Function of Symbol in a Psychological Point of View: Focusing on the Process of Symbol Formation
- シンリ リンショウガク ニ オケル ショウチョウ ノ ガイネン ト ソノ キノウ ニ ツイテ : ショウチョウ ケイセイ ノ プロセス ニ チャクモク シテ
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抄録
心理臨床において, 象徴はかねてからクライエントの理解のために重視されてきただけでなく, 象徴形成が難しい者にとって象徴が生じること自体が大きな意味を持つとされてきた。本論では, 心理臨床学における象徴に関して, 特に象徴形成のプロセスを中心に文献的考察を行った。象徴形成の基盤としては, 融合的状態から分化が進むことが緒論により述べられてきた。しかし, 象徴は別個のものである自-他をつなげる「橋」としての機能を持ち, 分化とは逆の動きである融合への希求が存在し続けることも関わっていると考えられる。また, 象徴形成は対となる二物から生じていると同時に, その両者を形成しているとも考えられる。さらに外界へ向けてだけではなく, 内界との橋渡しでもあり, 内的なまとまりをもった主体を作ることにも関わると思われる。このような象徴形成と主体の生成は, 継時的, 因果的というよりも, 同時的, 弁証法的に生じるものと考えられる。
収録刊行物
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- 京都大学大学院教育学研究科紀要
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京都大学大学院教育学研究科紀要 64 235-247, 2018-03-30
京都大学大学院教育学研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001335857608576
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- NII論文ID
- 120006473790
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- NII書誌ID
- AA11332212
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- ISSN
- 13452142
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- HANDLE
- 2433/231349
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- NDL書誌ID
- 029138934
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles