経済社会学方法序説 : マックス・ヴェーバーの社会経済学について

書誌事項

タイトル別名
  • ケイザイ シャカイガク ホウホウ ジョセツ マックス ウェーバー ノ シャカイ
  • Einleitung in die Wirtschaftssoziologie

この論文をさがす

説明

type:text

人間は現実的・個別的情況の中で,自己の存在-自己を取り囲む社会(歴史)における自己の存在-に対するFrageを発し,Frageを昇華し,そして情況を何らかの手段で変革しつつ,あるいは自己変革をなしつつ生きている。とのプリミティブな発想の中に,人間と社会(歴史)に対するヴェーバーの実存的営為と科学が存在する。カール・ヤスパースの言うが如き「状況-内-存在」として,ヴェーバーの学問論・経済社会学・宗教社会学・支配の社会学等,一連の諸著作は一見するとフラグメント・寄木細工という印象を与えかねない。が本稿は可能な限り,諸断片・諸労作の根底を貫く彼の思想・基礎視角に接近せんとするささやかな試みの一つである。

収録刊行物

  • 三田商学研究

    三田商学研究 19 (5), 92-103, 1976-12

    東京 : 慶応義塾大学商学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ