病院経営におけるTQM導入についての一考察 : 医療安全対策のための活用

書誌事項

タイトル別名
  • ビョウイン ケイエイ ニ オケル TQM ドウニュウ ニ ツイテ ノ イチ コウサツ : イリョウ アンゼン タイサク ノタメノ カツヨウ
  • Byoin keiei ni okeru TQM donyu ni tsuite no ichi kosatsu : iryo anzen taisaku notameno katsuyo

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抄録

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近年,病院関係者の間に,病院経営において最も重要な要素は医療安全対策であるという認識が急速に高まっている。しかし,医療安全対策を効果的かつ効率的に進めることに多くの病院関係者が苦慮している。一方,産業界では従来から安全対策の有効な手段としてTQM が活用され,組織を挙げての安全対策が大きな成果を上げている。本研究は,病院における医療安全対策へのTQM 導入の可能性についての実証を試みた。病院での導入事例を探る中で,特にTQMを経営の中軸に位置付けて運用し,病院のTQM 実践事例ではわが国の最先端をいくとされる練馬総合病院の関連資料の収集・分析およびトップ・マネジメントとミドル・マネジメントを対象とする面接調査を実施し,この結果を基に医療安全対策のためのTQM 導入の実態を把握し,その有効性を明らかにしようとする。

収録刊行物

  • 三田商学研究

    三田商学研究 49 (5), 37-50, 2006-12

    慶應義塾大学出版会

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