保型形式および付随するゼータ関数の研究 (平成17年度共同研究プロジェクト研究成果報告)

書誌事項

タイトル別名
  • ホケイ ケイシキ オヨビ フズイスル ゼータ カンスウ ノ ケンキュウ ヘイセイ 17ネンド キョウドウ ケンキュウ プロジェクト ケンキュウ セイカ ホウコク
  • 保型形式および付随するゼータ関数の研究

この論文をさがす

抄録

代数群上の保型形式に対して定まる様々な不変量(たとえば保型形式の周期や付随するゼータ関数の特殊値など)の間の相互関係は,保型形式の整数論における最も重要な研究課題の1つである。そのなかでも,きわだって美しい成果として,Waldspurger([7])による保型形式の周期と保型L関数の中心値のあいだに成り立つ公式の研究がある。この結果は極めて一般的な状況で成立しているが,公式にはいくつかの決定されていない定数があり,明示的なものではない。 本研究では,SL2(Z)に関する正則モジュラー形式の場合に,Waldspurgerの公式を精密化することを目指し,ある条件の下で結果を得ることができた([3])。  また,菅野孝史氏との共同研究において,Kudla lift(楕円モジュラー形式から3次ユニタリ群上の保型形式へのテータリフト)の内積公式について研究を行なった。結果は,[5]に発表された。  以下,[3]の研究を中心に研究成果を報告する。

3

KJ00004342403

P

課題

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ