1982年長崎豪雨による被災地の景観変化と土地被覆分類

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タイトル別名
  • 1982ネン ナガサキ ゴウウ ニヨル ヒサイチ ノ ケイカン ヘンカ ト トチ ヒフク ブンルイ
  • Landscape changes and landcover classification of damaged areas affected by the 1982 Nagasaki Heavy Rainfall

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説明

1982年7月の長崎豪雨による斜面崩壊と土石流による被災地に対し約25年間の景観変化を観察し、衛星データや写真データを用いてそれら被災地の土地被覆分類を試みた。調査の結果、斜面崩壊地は雑木林、竹林に変化し、また人為的にコンクリート擁壁に変化することが多く、斜面崩壊の面影は薄くなった。また土石流地は山地部では雑木林に、低地部では人為的に宅地などになることが多く、既に周囲の風景と差が見られない。これら被災地は、ALOSデータによる解像度を上げたパンシャープン画像からは僅かに識別できる。NDVIの陰影図では大半の土石流地を識別できるが、斜面崩壊地は最小長さが2メッシュ以上ないと識別が難しい。また2.5m解像度でALOSのAVNIR-2とPRISMデータを組み合わせ5バンド化した、解像度を上げバンド数を増やしたデータや、写真データにALOSのAVNIR-2の近赤外データを加えたデータは、被災地に対する分類効率が高いことを確認した。

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