水から見る晋水流域における産業と民間信仰の変遷

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  • ミズ カラ ミル シンスイリュウイキ ニ オケル サンギョウ ト ミンカン シンコウ ノ ヘンセン
  • The Industrial and Religious Changes at Jinshui Basin from the Perspective of Water

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抄録

type:Article

水資源の開発・管理及びその慣行が、人間社会の在り方と緊密に関わった一方、水資源に対する過度の開発も人間社会の生産、社会組織及びその精神活動にも関わっていた。今までの水利史研究は、主に「水を資源としての活用」をめぐって、大自然から水を利用して、「富」を取る方法、及びそれによって形成した法律・慣行を中心として研究されてきた。従って、人間の「水利」活動による水資源に対する「過度の利用及び破壊」については殆ど検討しなかったと言わざるを得ない。本稿は山西省中部の晋水流域における水資源、人口、環境の三者の相互関係を千年単位に広げ、この地域における水・環境と産業構造及び宗教信仰の相互影響の歴史を、その長期的時間的空間の中で考察してみる。

identifier:http://reposit.sun.ac.jp/dspace/handle/10561/1180

収録刊行物

  • 東アジア評論

    東アジア評論 8 35-45, 2016-03-31

    長崎県立大学東アジア研究所

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