看護基礎教育における「看護の倫理」授業展開

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タイトル別名
  • Class Development of “Ethics in Nursing” in Basic Nursing Education

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抄録

type:Article

看護は人の命や人生に深く関わる専門職であり、その対象者とは命や生活がおびやかされる体験 の中で出会う。看護職は専門職として法的、倫理的な社会規範の中で看護を実践する。文部科学省 は学士課程における看護基礎教育においてヒューマンケアの基本に関わる基礎的能力や学習内容、 卒業時到達目標を示し、倫理に関する学習が含まれている。各看護領域の看護では、対象、ケア提 供の場の特性等に関する倫理について学習するため、本稿では4年次後期の「看護の倫理」の授業 科目の展開について紹介する。「看護の倫理」では、看護倫理に関する基本的な知識を学習すると ともに、倫理的問題に対する問題解決のためのアプローチの方法を学ぶ。生命倫理に関する内容、 看護職に関する倫理規定等について学習し、倫理的アプローチとして徳の倫理、正義の倫理、ケア の倫理の考え方を相補的に活用しながら、倫理的問題の解決の方向を考える事例検討を行う構成で ある。平成28年度カリキュラム変更に向け「看護の倫理」の学習内容、課題を検討した。

identifier:http://reposit.sun.ac.jp/dspace/handle/10561/1262

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