解雇法制をいかに考えるか―効率性と価値規範をめぐって

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タイトル別名
  • カイコ ホウセイ オ イカニ カンガエル カ : コウリツセイ ト カチ キハン オ メグッテ
  • A Critical Review on Employment Protection Law in Japan

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抄録

type:Article

日本の整理解雇四要件は強すぎて,長期的経済成長の妨げになっているという主張がある.しかしOECDの解雇規制指数をみれば,日本の規制は必ずしも強くないといえる.アングロ−サクソン諸国の解雇規制指数はおしなべて小さいが,わが国のそれはオーストラリアに近い.ところで法規制の背後には国ごとの価値規範が存在していると考えられる.本稿ではトッドの家族類型論をもとに,日本と米国(新古典派経済学,コモン・ロー)の価値規範の比較を試みる.新古典派経済学に伏在する価値規範は,コモン・ロー諸国の価値規範を反映したものであることが推測される.

JEL Classification Codes: J41, K31

identifier:http://repository.musashi.ac.jp/dspace/handle/11149/1704

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