女子短大生の色彩嗜好と被服の関係

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タイトル別名
  • ジョシ タンダイセイ ノ シキサイ シコウ ト ヒフク ノ カンケイ
  • An Investigation into Women's Junior College Students' Color Preferences in the Clothes

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抄録

type:Article

短大生の色の好みの変化および現在の好きな色, 好きな色と着用色の関係, 衣生活における色に対する意識について調査・検討した結果は, 次のように要約される。(1)色の好みについては, 低年齢では, 色相はピンク系, 赤, トーンはv, Pトーンの出現率が高いが, 年齢が高くなるに従い無彩色の白, 黒, 青系の嗜好が高くなる。(2)現在の好きな色は, 色相では, 白35.6%, 青25.3%, 黒23.7%, うす茶9.8%, 黄色9.8%の順に多く, 無彩色を除く色のトーンはvトーンが多い。(3)被服購入時には, デザイン, 素材などが比較的決まっている服種に色を配慮する割合が高い。(4)好きな色が着用色として高い出現を示す服種は, Tシャツ・トレーナー, ブラウス・シャツ, タイツ・ソックスで, 約50%前後の者に出現し, デザイン要素の少ない服種に好きな色の出現が高い。(5)生活の中で, 色は, 生活を楽しませ, 個性を表現するものとしてとらえられ, そのためには意識的に色は活用されており, 好きな色は被服購入時に大きく関わっている。また, 好きな色は自分に「まあ似合う色」として受けとめられている。(6)以上みてきたように, 短大生にとって被服への色の関わりは大きく, 好きな色も被服との関わりの中でとらえられている。

identifier:http://repository.tokaigakuen-u.ac.jp/dspace/handle/11334/1300

収録刊行物

  • 紀要

    紀要 30 19-30, 1995-09-01

    東海学園女子短期大学

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