船場大学の取組みとキャリアデザインについて

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タイトル別名
  • Report about "Semba University "(informal body of university students and office workers in Osaka)and Career design
  • フナバ ダイガク ノ トリクミ ト キャリア デザイン

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抄録

本報告は,2011年度に実施または計画予定の大阪市都心での大学生および若手社会人の学習機会について紹介するものである.大阪市都心のオフィス街に主要大学がキャンパスを構えていない状況は,東京や京都と比較して文化の担い手である若い世代が都心に存在しない大阪の地域活性面と文化発展面でのディスアドバンテージである.大学生など若い世代が都心に滞在し学び遊ぶ地域になることを目指して,行政や企業に頼らないシリーズ開講形式の本プロジェクト「船場大学」を通して学びの場の新たな型を実践することで,そこから生まれる学習機会と教育形式の新たな枠組みを提言する.また,この教育活動「船場大学」を一つの街に見立てた場合,この街を構成する人や街自体によるキャリアデザインへの貢献について示唆すると共に,従来の大学や所属企業などの枠組みを超えた集まりが,知識活性化の発展にも寄与する可能性を検証するものである.

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