保育における集団に対する絵本の読み聞かせの意義 ―5歳児クラスの読み聞かせ場面の観察から―

書誌事項

タイトル別名
  • ホイク ニ オケル シュウダン ニ タイスル エホン ノ ヨミキカセ ノ イギ 5サイジ クラス ノ ヨミキカセ バメン ノ カンサツ カラ
  • A Study of Reading Picture-Books to Children in a Whole Group Activity in Kindergarten.

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抄録

絵本と子どもをめぐる現状を概観した上で、保育の場ならではの集団に対する絵本の読み聞かせの意義を検討した。幼稚園5歳児3クラスの読み聞かせ場面の2回の観察と保育者のインタビューから、保育における読み聞かせの意義として2点指摘した。第1に、保育者と子どもたちの安定した信頼関係の上に積み重ねられる共有体験(一体感)であること。第2に、絵本と子どもの生活が連続した読み聞かせであること。さらに、現状をふまえた上で今後の読み聞かせのあり方として、5歳児とともに日常を離れた空想世界を楽しむ絵本の読み聞かせを提案した。

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被引用文献 (1)*注記

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