地域社会における居場所の実態とそのあり方に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Research on the present condition of "Ibasyo" in local community
  • チイキ シャカイ ニ オケル イバショ ノ ジッタイ ト ソノ アリカタ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

本研究では、 居場所がどのように使われ、 どのような役割を担っているのかを実際居場所を利用している利用者の調査データを分析し、 居場所の役割や重要性を明確にし、 今後のあり方について提言することを目的とした。 具体的には、 常設型 「居場所」 を利用されている方を対象に、 「居場所」 にどのような効果があるのか、 常設型 「居場所」 づくりを進めていくためにはどのようにすればよいか等、 今後求められる居場所の役割について明らかにした。 静岡県内4箇所の常設型 「居場所」 を利用されている利用者 (242人) の調査データを分析した結果、 利用者の多くは、 悩みごとを相談する場所としている方もみられ、 こうした内容については、 地域の関連機関と連携し利用者の日常生活をサポートするなど、 地域におけるセーフィティネットの窓口として機能することも今後求められること。  コミュニティカフェをきっかけに利用者の地域での諸活動が活性化することも考えられることから、 こうした活動を支える拠点としての役割を確立することが重要であること。 といった内容が示された。

収録刊行物

  • 経営と情報

    経営と情報 28 (1), 13-30, 2015-12-25

    静岡県立大学経営情報学部

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