介護度の異なる要支援者における身体活動量の違い

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タイトル別名
  • カイゴド ノ コトナル ヨウ シエンシャ ニ オケル シンタイ カツドウリョウ ノ チガイ
  • Differences in amount of physical activity of persons needing care for various levels of care

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抄録

目的:本研究は,活動量計を用いて日常生活における身体活動量を明らかにし,要支援に対する介護予防リハビリテーションの一助とすることを目的に行った.対象:通所リハビリテーションの女性利用者で要支援1~2の各10ずつ,計20名(要支援1:80.1±5.2歳,要支援2:82.1±6.3歳)を対象とした.方法:日常生活において特別な制約はせずに,3軸式加速度計付き歩数計(オムロン社製HJ-326F)を約1ヵ月間装着してもらい,1日の歩数を計測した.結果:要支援1(3,223.1±1,977.3歩/日)に比べ,要支援2(1,494.4±1,649.5歩/日)において,1日当たりの歩数の平均値が有意に低下していることが認められた.結論:体格や年齢などに差のない要支援女性高齢者において,介護度の違いにより身体活動量の差が認められたことで,歩数などの身体活動量が身体機能以外の面から介護予防に対する評価指標となる可能性が示唆された.

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