形質細胞性白血病に対するボルテゾミブ、ドキソルビシン、デキサメタゾン併用療法

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  • Combination chemotherapy with bortezomib, doxorubicin and dexamethasone for plasma cell leukemia

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type:Article

形質細胞性白血病は治療抵抗性で予後不良の疾患として知られている。形質細胞性白血病の診断で当科に紹介された69歳の女性に対してボルテゾミブ、デキサメタゾン療法を開始したところ寛解(VGPR)となった。しかし、ボルテゾミブ休薬と同時にM蛋白の増加を認めた。アルキル化剤による多剤併用療は無効であった。ボルテゾミブ、デキサメタゾンにドキソルビシンを加えたレジメに変更したところ1年以上stable diseaseを維持している。副作用は軽度の倦怠感のみである。ボルテゾミブ、ドキソルビシン併用療法は形質細胞性白血病治療の一つの選択枝となりうる。(著者抄録)

identifier:洛和会病院医学雑誌(1341-1845)22巻 Page90-94(2011.03)

identifier:1341-1845

identifier:http://kintore.hosplib.info/dspace/handle/11665/385

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