当院で経験した過粘稠性Klebsiella pneumoniaeによる侵襲性肝膿瘍症候群の2例

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Klebsiella pneumoniaeは尿路感染症や肺炎の起因菌として日常診療でよく遭遇する細菌の1種であるが、同菌による侵襲性肝膿瘍症候群が1980年代より台湾を含む東アジアで報告されている。この症候群は免疫不全の無い健常者にも発症し、中枢神経感染症や眼内炎を伴い、しばしば神経障害や失明など重大な後遺症を残す。病原性の強さはムコイド産生型の過粘稠性K.pneumoniae株との関連が示唆されており、細菌検査室では平板培地上のコロニーで過粘稠性を確認するstring testが有用である。当院でも過粘稠性K.pneumoniaeによる侵襲性膿瘍症候群を2例経験したので報告する。(著者抄録)

identifier:洛和会病院医学雑誌(1341-1845)26巻 Page39-43(2015.03)

identifier:1341-1845

identifier:http://kintore.hosplib.info/dspace/handle/11665/465

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