湖沼など閉鎖性水域における難分解性有機物質増加の原因解明に関する研究 Ⅰ.琵琶湖におけるフミン物質および溶存有機物質の動態とCOD増加への影響

抄録

type:Article

琵琶湖水において蛍光検出-ゲルクロマトグラフ法によるフミン物質分析および疎水性樹脂であるXAD-7HPなどを用いる溶存有機炭素(DOC)のカラム分画法を用い、フミン物質などDOMの挙動と起源について検討した。琵琶湖水では親水性酸の存在割合がフミン物質など疎水性酸の約2倍と高く、その主な起源は植物プランクトンなどの内部生産によるものであり、琵琶湖のCOD増加には、フミン物質に加えて親水性酸の寄与が大きいことを明らかにした。

identifier:京都工芸繊維大学環境科学センター報「環境」第21号 2009-04 pp.26-36

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  • CRID
    1050001337582540160
  • NII論文ID
    120001509533
  • Web Site
    http://hdl.handle.net/10212/1957
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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